スタッフブログ

私たちのオフィスでのちょっと良いできごとや、税務、会計の豆知識、ワンポイントアドバイスなど、優経グループのスタッフが交代でお届けします。

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日本の税率は高い?低い?

2017-03-04
カテゴリー:

 

こんにちは。
皆さん確定申告や国税の納付はもうお済でしょうか?確定申告期限・所得税納付期限は3月15日、消費税納付期限は3月31日となっていますので、申告・納付忘れの無い様にしましょう。

 

さて、今回は税の豆知識ではなく、日本の税金は高いのか?安いのか?という話をしたいと思います。
皆さんに一番馴染みの深い税金と言えば消費税ですよね。現在の消費税率は8%です(平成31年10月1日に10%に増税される予定)。この消費税制度は、各国にも似た制度があり、各国それぞれ税率が異なります。オーストリアでは消費税率は20%、スウェーデンでは売上税という名前で存在し、その税率は25%と、日本に比べ高い税率で徴収している国が多くあります。
これらの国と比べて、日本の徴収税額は多いのでしょうか?少ないのでしょうか?
上の消費税の部分だけを見れば日本が少ない様に思えますが、税金は消費税だけではありません。日本の場合であれば消費税の他に法人税・給与税・所得税があります。

ABC News Point というサイトにて、世界各国の税率を調査した結果が発表されました。
以下ランキングのトップ10になります(2015年時)。順位が高い国ほど総合的に見て税率が高い国となっています。

第1位 アルバ
第2位 日本
第3位 イギリス
第4位 フィンランド
第5位 アイルランド
第6位 スウェーデン
第7位 デンマーク
第8位 オランダ
第9位 ベルギー
第10位 オーストリア

なんと、日本がアジア勢唯一のランクインをしていると共に、その中でも2位という結果となっているのです。
理由の一つとしては法人税・給与税・所得税の高さにあります。中でも法人税の最高税率は高く、オーストリアの25%、スウェーデンの22%に対して日本は40%と、ランクインしている国の中では最も高い数値となっています。
逆に消費税率は現在8%であり、他の国よりも格段に低いです。ですが、消費税がかかるモノには一律で8%の税金がかかりますよね。先程挙げたスウェーデン、オーストリアは、最高税率こそ高いですが、国民の負担を考慮し、軽減税率という制度を導入しています。

軽減税率
オーストリア・・・食品・書籍・新聞・下水・ごみ処理・公共交通機関・不動産賃貸料・医薬品などは税率10%
スウェーデン・・・食料品・宿泊施設・外食サービスなどは税率12%
スポーツ観戦・映画・旅客輸送などは税率6%

このように、両国とも食品等の生活必需品の税率を下げることで国民の負担を減らしている訳です。

そして、この軽減税率は日本でも消費税が10%に増税されると共に導入されます。
平成31年の増税以降、果たして日本の順位は下がるのでしょうか。それとも。。。

 

春も近づいてきていますがまだまだ寒い日が続いています。体調を崩さないように体調管理をしっかり行いましょう!

世界のユニークな税金

2016-07-15
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今回は世界の珍しい税金をご紹介したいと思います。

 

まず、健康増進のために食べ物に課税する税金が各地にあります。

ハンガリーには「ポテトチップス税」があり、塩分や糖分の高いジャンクフード全般に税金がかけられています。

デンマークでも脂肪分の高い健康に良くない食品に課税する「脂肪税」が導入されています。

他にも中国の「月餅税」やニューヨークの「ベーグル税」などが存在します。

 

食品以外では、イギリスで導入された「渋滞税」があります。これは渋滞を緩和する目的で導入されたもので、ロンドンに車を乗り入れるときに課税されるそうです。

ドイツには「営業税」が導入されていて、日曜日に営業する場合には税金を支払わなければいけないようです。

ブルガリアには「独身税」があり、独身の方は収入の5~10%の税金を取られるそうです。

このまま日本も少子化が進めば導入が検討されるのでしょうか…

 

ちなみに日本では、昭和57年まで「犬税」が地方税として導入されていました。

ドイツやオランダなどヨーロッパのいくつかの国では、現在も導入されています。

 

各国とも、様々な手で税収を確保しようと多様な税制を設けているようです。

「お薬手帳」を持参しましょう!

2016-06-03
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調剤を受ける際に利用する「お薬手帳」ですが、今年4月からは持参しないと診療報酬が高くなることをご存知でしょうか?

薬局では薬代のほかに管理指導料が徴収されています。

これまでは、お薬手帳に服薬の注意点を記したシールを貼るなどの対応をした時の管理指導料は410円でしたが、4月からは、6か月以内に同じ薬局を利用したときに限り、指導料が380円になりました。

一方で、手帳を持っていない人が支払う管理指導料はこれまで340円で、手帳を持参する人よりも低い設定でしたが、4月から500円に引き上げられました。

手帳を持っている時と比べて120円高くなり、患者負担分に換算して数十円多めに払わなければいけなくなります(患者負担は1割~3割)。

数十円の差額ですが、薬の管理をしっかりするためにも「お薬手帳」を忘れないようにしましょう!!

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